先日のセッションで「片付けてもすぐ部屋が散らかるのでどうにかしたい……」というお悩みについて話をしました。
その方は「私がズボラだから……」としゅんとした顔でおっしゃっていたのですが、すぐ散らかるのはそれだけが理由ではありません。

すぐに散らかるのは、モノの住所が決まっていないからです。
モノには住所が必要です。
しかも、全てのモノに住所は必要です。
住所が決まっていれば帰る場所があるので、片付け(元あった場所に戻す)さえすれば散らかることはありません。
住所がないからモノも帰る場所がなくて、いつまで経っても出しっぱなしで放置されてしまうんですよね……。

そして散らかったまま、という状態に……。
片付けが苦手な方の話を伺っていると、ほとんどの方がモノの住所を決めていません。
なぜなら、めんどくさいから。
めんどくさい気持ちはよくわかりますが、めんどくさいからこそ住所は決めておいた方が結果として楽なんですよね。
というかむしろ、住所を決めない方がめんどくさいです。
「文房具はこの引き出し」「キッチンのストックはここ」などざっくりとした決め方で大丈夫です。
とにかくハードルを下げて、まずは決めてしまいましょう。
細かい仕切りを使うとか、箱に小分けにするとか、めんどくさいことをするとほら、嫌になっちゃうじゃないですか。
こんなことでわざわざできない自分を責める必要はないので、できることからやればいいんです。
最初は時間はかかりますが、住所を決めるだけでかなり片付けやすくなりますよ。
そして、住所を決めるのなんて無理!というくらいモノの量が多い方は、先に整理しましょうね。
整理とは、いるモノといらないモノを分けて、いらないモノを処分すること。
100個のモノの住所を決めるのと50個のモノの住所を決めるのとでは、やっぱり後者が楽ですから。

すぐに散らかるのは、モノの住所が決まっていないからです。
まずは、目の前にある本から。
次は、買ってきたまま放置されている日用品、というように。
ひとつひとつ、できるところから住所を決めていきましょう。
▷おすすめブログ

散らかった部屋は頑張ってきた証
▶︎コーチング,整理整頓,自分軸で生きる

「自分の気持ちがわからない人」がいつもやっていること
▶︎コーチング,自分軸で生きる

いらないモノは売る?捨てる?潔い決断が未来の自分を楽にする
▶︎整理整頓,自分軸で生きる

【個人事業】好きな仕事をしたいなら時間をつくるところから始めよう
▶︎自分軸で働く,自分軸で生きる

できないことをできないと伝える。プロに頼る心強さを実感した話。
▶︎コーチング,自分軸で生きる

自分が幸せかどうかを人と比べて判断しがちな人
▶︎コーチング,自分軸で生きる

「いる」「いらない」の判断が難しいモノは、役割があるかを考えてみる。
▶︎整理整頓,自分軸で生きる

やることが多すぎて時間がない!と焦っている人にありがちな3つの思い込み
▶︎コーチング,整理整頓,自分軸で働く,自分軸で生きる