「本当にやりたいことがわからない」「あの人はやりたいことをやって羨ましいなあ……」こうやって悩み、漠然とした不安に駆られている時というのはつい肩に力が入っているもの。
私もやっちゃってましたが、探さなきゃ!見つけなきゃ!と鼻息荒くしていると、ますますやりたいことなんてわからなくなるんですよね。
悩み不安な時間なんて短いに越したことはありませんが、焦ると見つかるモノも見つかりません。
今回は、少し時間はかかりますが最終的にやりたいことが見つかる3つの方法をご紹介します。
本当にやりたいことを見つける3つの方法
早い!簡単!お手軽!にやりたいことが見つかればいいですが「自分」という存在はそんな単純なものではありません。
だから迷うし、自分のことがわからなくなるんですよね。
なので、本気でやりたいこと探しをするなら、ある程度時間はかかるよねーしょうがないよねーぐらいの軽い気持ちでやってみるのがおすすめです。
① ワクワクすることを書き出してみる
ワクワクすることやついニヤニヤしてしまうこと。心がポジティブに反応してしまうことを書き出してみましょう。
ポイントは、正直に書くこと。
誰かに見せるわけではないので、いい格好せずつくらず、自然な言葉を書き出すことが大切です。眺めていると、傾向や本心がだんだんと見えてくるはずです。
これに何の意味があるの?と価値を見出せないようなことでも、大切な何かが隠れていたりするんですよね。
② やりたくないことから導き出してみる
これだけはやりたくない、無理、ということはありますか?
人って意外と、やりたいことは出てこなくてもやりたくないことはスラスラと出てくるんですよね。
「やれるかもしれない」「やれないこともない」という無数の選択肢があるから迷うのであって、であればその選択肢を減らしましょう。そうずれば自ずとやりたくないことの裏側に詰まったやりたいことのヒントが見えてきます。
これも善人ぶらなくてもいいので、嫌なもんは嫌なんです!という断固とした姿勢で導き出すのがおすすめです。
③ 過去の自分と向き合ってみる
整理整頓をすれば、過去の自分と向き合うことができます。
やりたいことをできていない、我慢している、と感じていたとしても、案外やりたいことはやってきているもの。
クローゼットや物置の中など、過去の自分が選択してきたモノには本質に辿り着くヒントがたくさん詰まっているので、宝探し気分でやってみると良いですね。
おうちも片付くし、一石二鳥!
やりたいことはすぐ!簡単!には見つからない。
「自分探し中」「やりたいこと迷子」この状態ってきっと誰にでもあると思うのですが、渦中にいるとついつい「なんで自分だけ!」「みんなはいいなあ……(泣)」という思考になりますよね。
私自身、小学生の頃には保育士になると決めていたため、みんなが進路に迷う大学受験や就職のタイミングで迷うということは一切ありませんでした。
その時はよかったんですが、問題はその後です。
30代を迎え、人生観や仕事に対する価値観が変わり、これからの働き方をどうしよう……と迷った時。
「え、私って何がやりたいんだろう?」
「自分のことなのに、何もわからない……」
という自分迷子の沼にはまりました。
今まで悩まずにきてしまったから、どうやって解決すればいいのかが本当にわからなかったんですよね。なので、
わからない、苦しい!
この状態が続くのは嫌だ!
「やりたいこと」、とにかく早く、さっさと出てきて!!
鬼気迫る勢いと焦りで、やりたいこと探しに時間と労力とお金をかけてきたんです。
興味のある分野について学んだり、様々なジャンルの人と会ったり、自分探し系の診断を受けまくったり……。
とにかく誰かに「あなたのやりたいことってこれだよ!」って言って欲しくて。
安心したかったんですよね……。
やってきたことに後悔はありませんが、ひとつわかったのは「外」に答えはないということ。
自分の「内」にしか欲しかった答え、納得できる答えはなくて、それを見つけるためにはある程度時間をかけて自分に向き合う必要があるということです。
今思えば、そりゃそうなんですが。
迷っている時や焦っている時ほど、すぐに答えが欲しくなるんですよね。
そもそも、やりたいことなんてなくてもいい。
SNSを開けば当たり前に「やりたいことをやろう!」「好きなことを仕事にしよう!」と叫ばれているので、自分もそうならなきゃ!とつい焦ってしまいますが、そもそもやりたいことなんてなくてもいいんですよね。
求められることをやって、幸せを感じて、毎日を楽しく過ごせたらそれはそれでいいんだと思います。
ただ、本当に特にやりたいことがない人ならいいですが、そうでないのなら話は別。
やりたいことをやっている人を見て「悔しいな」「羨ましいな」「私だって……」という想いが湧き上がってくるのなら、その想いに真摯に向き合いましょう。
湧き上がってくるということは自分の根底から発せられるサインで、今までずっと見て見ぬフリをしすぎたからこそ、やりたいことがわからなくなってしまった可能性大なので。
今回は3つの方法を紹介しましたが、ぜひ時間をつくってやってみてくださいね。
やってみるからこそ見えてくること、わかることがあるはずです。