家にいるだけで、気が滅入る。
「片づけなきゃ」と思っているのに、体が動かない。
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、片づけの才能とは関係ありません。
理由はシンプルで、全部やろうとする思考のクセが心を重くしているだけなんです。
私はコーチングや整理整頓サポートの現場で、片づけに苦手意識のある30〜40代女性をたくさん見てきましたが、困っている方の多くはあれもこれも手を出そうとしがち。
今日は、忙しい毎日でも気持ちが軽くなる整理整頓のコツを3つだけお伝えします。
① 「全部じゃなくて、ひとつだけ」から始める

人は負担が大きいほど動けなくなります。
逆に、負担を小さくすると、自然と動けるようになります。
たとえば、整理するならこんな感じです。
- 引き出し全部 → ×
- 引き出しの一番上の棚だけ → ◯
- 引き出しの一番上の棚に入っている文房具だけ → ◯
このくらい小さくて大丈夫。
実際、私のクライアントさんでも「今日はボールペン3本だけ捨てたら、そこから一気にやる気が出た」「いるいらないの判断をするのは10個だけ。決めてしまったら楽になってどんどん捨てられた!」という方は多いです。
小さな「決める経験」が、自分を信じる力につながる。
これは、じぶんデトックスでも大事にしている考え方です。
② 定位置を決めすぎない

片付けてもすぐにリバウンドしてしまうのはいくつか理由がありますが、そのうちのひとつがしまう場所が細かく複雑すぎること。
ラベルを細かく分けたりカテゴリを完璧に整えたりして全部を管理しようとすると、最初は気持ちがいいけれど、いざ生活が始まると続けにくくなります。
だからこそ大切なのは、ざっくり定位置を決める、を意識すること。
たとえば、
- 「フォーク」「スプーン」と分けずに「カトラリー」としてざっくり
- 「ボールペン」「ハサミ」と分けずに「文房具」としてざっくり
というように。
戻す動作がシンプルになると、片づけは面倒な作業から生活の一部として自然にできる行動になります。
細かく決めようとする完璧さより、ざっくりでも戻せる余白をつくるのがポイントです。
③ 全部決める!すぐ決める!は一旦やめる

整理整頓の手が止まるのは、手放すかどうか決められないモノに出会った時。
ここでとにかく捨てなきゃ!ムリに判断しようとすると、急に疲れが押し寄せて、一気にやる気を失ってしまいます。
こんな時におすすめなのが保留ボックスです。
- 迷うものは一旦そこへ
- 決めきれない自分を責めない
- 時間を置いて、また見直す
この保留という選択肢があるだけで、心の負担が一気に軽くなり、作業を止めずに前へ進めます。
手放しには「答えがすぐに出ないモノ」 はつきものです。
だからこそ、今の自分に優しいペースで決断を寝かせる余白を持つことが、整理整頓や片づけの手を止めない鍵になるんです。
片づけができないのは、あなたの性格のせいじゃない

ここ、めっちゃ大事です。
散らかってしまうのは
- 忙しい
- 決断疲れが起こっている
- 気持ちの余裕や余白がない
- モノが生活と合っていない
- 全部やろうとする真面目さ
このあたりが重なっているだけ。
できないのではなくむしろ、真面目で頑張り屋さんだからこそ整理整頓が難しく感じるんです。
だから、自分を責めなくて大丈夫。
整理整頓のコツは、「全部しない」勇気を持つこと。
それだけで、生活にも心にも余白が生まれます。
その余白が、あなたのリスタートを軽やかにしてくれますよ。
あなたにあったやり方なら、真面目で「全部やらなきゃ!」が強くても整理整頓をサクサク進めることができます。
挫けることなくおうちも心もスッキリさせたい!という方は、まずはご相談にいらしてくださいね。
早く楽になりたい!という方にはリスタート相談室で解決する方法をお伝えしています。
まずはご相談にいらしてくださいね。
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