モノを減らしたからといって幸せに生きていけるとは限らない。

admin 整理整頓

私は片付けや整理整頓の動画やSNSが好きで昔からよく見るんですが、モノを減らしてその状態をキープできる人と苦しくなってすぐにリバウンドする人、この人はどっちのタイプだろう?と観察しながら見ています。

やなヤツ……

モノはあくまで人生の一部。

何をなぜ持つのか?をコントロールする力をつけなければ、モノを減らしただけでは幸せになることは難しいんですよね。

 

整理整頓は幸せで在るための単なるツール

私自身、整理整頓をしたことで頑張ってもうまくいかない人生から抜け出すことができました。

だけどそれは整理整頓をしたからではなく、整理整頓というツールを使いこなせるようになったから。

自分はどう在りたいのかを明確にし、その在り方を実現するための手段として整理整頓を活用したからです。

モノが減れば、確かに身軽になるし心もスッキリします。

ですが、どれだけモノを減らしても、どれだけ身軽になったとしても、理想とする生き方を実現するためのモノを選ぶ力を身につけなければ、すぐにリバウンドしてしまうのです。

 

すぐにリバウンドする人が見直すべきは「選ぶ力」

人は余白があると埋めたくなるもの。

なので、モノが減って生まれた余白を埋めようと新たな何かを手に入れたくなるのは通常運転です。

リバウンドしてしまう自分を責めなくても大丈夫!

ですが、それにしてもリバウンドが激しぎる場合、捨てよう!減らそう!手放そう!と頑張るよりも先に「選ぶ力」を身につける必要があります。

選ぶ力というと、高価なモノや高見えするモノ、コスパの良いモノを見分ける力をつけるように思われがちですが、そうではありません。

選ぶ力とは自分にとって価値のあるモノ、本当に必要なモノを選ぶ力です。

 

目に見えないモノに振り回されていると選ぶ力は育たない

選ぶ力が身についていれば、欲しいモノや必要なモノ以外は選ばないので、無駄にモノが増えてリバウンドすることはありません。

そうはいっても、わかっていても、それができない。

その場合、次の理由が考えられます。

 

・他人の価値観に惑わされている

・自分の選択に自信がない

・モノを得ることで欠乏感を満たそうとしている

・現状を早く変えようと焦っている

 

リバウンドしてしまうのは、こういった目に見えないモノに振り回されているから。

もし、心当たりがあるなら先にこれらを手放す必要があります。

 

幸せに生きていくために選ぶ力を身につけよう

今の時代、シンプルな暮らしやミニマムライフ、片付けに関する発信をしている方はたくさんいらっしゃいます。

丁寧な暮らし系のYouTubeは延々と見ちゃう

私も憧れて真似した時期がありますが、どんなに憧れていたとしても同じようなモノを選び同じような暮らしを実現するのには無理があります。

そもそも、違う人間だから。

惹かれているのはモノが少ないおしゃれな暮らしだけではなく、好きなモノに囲まれ満たされて生きている姿、その人にとって価値あるモノを大切にし続ける在り方なんですよね。

モノを減らすだけでなく、理想とする生き方を実現するためのモノを選ぶ力も身につけていけば手に入れたい幸せは実現します。

そしてモノを選ぶ力は、整理整頓を繰り返すことで身につきます。

自分がどう生きていきたいのか。

そしてそれを実現するためには、何が必要なのか。

ここを言語化して、今度こそ自分を見失うことなく生きていきたいですね。