
このページを読んでくださっているあなたへ。
もし今、
「もっとちゃんとしなきゃ」
「頑張って乗り越えて前に進まなきゃ」と
自分にムチを打ち続けているなら。
少しだけ、ここで立ち止まってもらえたらと思います。
ここでは、
私が「対話deデトックス」をつくった背景を
そのままお伝えしていきます。
ムリのないペースで、読み進めてもらえたら嬉しいです。
「助けたい」と思って独立したのに、助けられなかった人のこと
コーチとして独立した数年後に出会った、
どうしても忘れられないある女性がいます。
「人生に悩み迷っている人の力になりたい!」
そう思って独立したはずなのに、
助けを求められているのに、
私は本当に必要な支援を
彼女に提供できませんでした。
当時の彼女は色々あって
かなり追い込まれていました。
「大丈夫」と気丈に振る舞うものの
泣きそうな笑顔が本当に苦しそうで……。
コーチングは素晴らしいツールだけど、
今の彼女にはコーチングは提供できない。
私は彼女のような人の役に立ちたくて
頑張ってきたのに
何もできない。
支援したい気持ちがあっても、
想いだけでは届かない現実がある。
その事実を初めて突きつけられ、
自分の未熟さを痛感した出来事でした。
「頑張れば変われる」と信じて、限界まで自分を追い込んでいた
私がコーチングの資格取得を決めたのは、
人生を立て直したくて必死だった頃。
これまでの経験や学びを使って、
自分の暮らしや心の中をひたすら整理整頓していく。
その過程で生まれたメソッドは、
のちに「じぶんデトックス」になりました。

当時の私は、
「整えれば前に進める」
それを体現していました。
今思えば、
それまでに負った心のダメージが
まだ癒えきっていなかったのに、
「今頑張らないと、もう変われない」と
自分にムチを打っていたのだと思います。
資格取得のための学びは、
仲間にも恵まれ
とても楽しい時間でした。
ただ、練習のための「問い」は
なぜかかなりきつくて、
それがちょっとした違和感でした。
「慣れていないからだろうな。」
そのキツさを「成長の証」だと思っていて、
ムリをしている自覚なんて全く
ありませんでした。
この時のキツさは 後に大きな違和感となり、
再び訪れる転期のきっかけになります。
「私のクライアント様にとって、
このやり方は最適なのだろうか?」と。
私は「前に進むこと」ばかりを見ていて、
立ち止まり、誰かに話しながら
自分に戻る必要性を
まだ言葉にできていませんでした。
本当は私にも必要だったんです。
変わる前にまず
「今の自分がどこにいるのか」を
ひとりで抱え込まず、
言葉にして受け取ってもらう時間が。
変化を促す「コーチング」がさらに追い詰め苦しめてしまうきっかけに
その違和感が
はっきりとした形になったのは、
対人支援の現場で
管理職や責任ある立場の方々に
コーチングをさせていただくようになってからでした。
明らかに疲弊している人が多かったのです。
前向きな問いを投げるほど、
苦しそうな表情になる。
その様子はまるで、
コーチング資格を取得した時の私のよう。

「成長を促すはずの対話が、 追い詰めてしまっている」
その現実を、目の当たりにしたのです。
これはダメだ、何かが違う。
このことをきっかけに私は、
「もっと頑張れるように支える」ことを
一度手放す決断をしました。
初めて体感した、何も変わっていなくても安心できる感覚
その後
私は、
産業カウンセラーの資格取得に動き出しました。
そこで初めて体感したのが、
プロによるカウンセリングの時間です。
頑張らなくていい。
答えを出さなくていい。
評価も、アドバイスもない。
ただ、話を聴いてもらえる。
ただ、やさしく受け止められる。
それは、
コーチングにどっぷり浸かっていた私にとって
とても新鮮な感覚でした。
話し終えて、
何かが解決したわけではないのに、
とても心が軽くなっている……!
「何者かにならなくても、ここにいていい」
そんな感覚を、
初めて身体で理解した時間だったのです。
本当に苦しくなった時、頼れる場所をつくろう
産業カウンセラーの勉強後、
自分の中で確実に何かが大きく変わりました。
そしてその結果、
今までのように仕事ができなくなりました。

どうしたいのか、
考えても考えても答えが出ない。
行動すればいいとわかっているけど、できない。
というより、したくない。
成長でも、前向きでも、整理でもない。
正解が欲しいわけではない。
ひたすら自分の中を見つめ直し、
これまでの経験と学びを振り返る中で、
ひとつはっきりした願いに行き着きました。
「今の自分を、
そのまま受け止めてもらえる場所」をつくろう。
あのカウンセリングのように。
その構想を以前のクライアント様や
直近でご相談があった方にお伝えしたところ、
「それです、やって欲しかったのは!」
「それなら私もできそうです!」
と喜びの声がたくさん……!
独りよがりなものではなく
必要とされていることを実感できたので、
形にすることを決めました。
「変わるため」ではなく「自分に戻るため」の場所
こうして生まれたのが
「対話deデトックス」です。
目標を決めなくてもいい。
変わろうとしなくてもいい。
まずは、自分に戻る。
そのための対話の時間です。

私が大切にしているのは、
無理に前向きになることでも
とにかく行動することでも
答えを出させることでもありません。
・ちゃんと休めていないまま、頑張り続けている人
・自分を整えたいのに、どうすればいいかわからない人
・「このままでいいのかな」と感じている人
こんな人が、
また前に進むための英気を養うために
安心して自分に戻る。
それを許せるようになること、
そしてその時間を
大切にすることです。
今すぐ答えが欲しい人、
変化を急ぎたい人には
向かないかもしれません。
この場所を、
必要なときに思い出してもらえたら嬉しいです。
自分に戻るための場所として。
