モノが捨てられない理由には、
☑︎ 高かったから
☑︎ まだ使えるから
☑︎ いつか使うかもしれないから
☑︎ もったいない
☑︎ とりあえず
などなど、人によって様々な理由があります。これらの理由以外で厄介だな…と思うのが、『そのモノを使うことで手に入れたかった自分像があり、そこにしがみついているから』という理由です。
しがみついていた『こうあるべき』という女性像
私自身、しがみついていた自分像がありまして。
今やほとんどありませんが、以前は調理器具をたくさん持っていました。なぜたくさん持っていたのかというと、
料理苦手って女性としてどうなの?
料理上手な女性の方が魅力的なのでは?
などなど、世間一般で良しとされていることがいいことなんだ、こうあるべきなんだ、と勝手に思い込み、自分の気持ちは置き去りにしたまま『頑張らなきゃ!』『器具をそろえて、まずは形から入ってみよう!』というように、そのモノを使うことで素敵な女性という理想像を手に入れようとしていたからです。

でもね、どれだけ外側(調理器具)を固めたところで、『料理がしたい!』『美味しいご飯をつくりたい!』という心の底から湧き上がる思いやエネルギーといった内側がスカスカだと、そこに料理をつくるという行動は伴いません。
ちっとも使わない
↓
調理器具しまいっぱなし
↓
使わないな…場所とるな…と、目にするたびに気持ちは重く、所有していることに若干プレッシャーを感じる
↓
かといって捨てると女性として終わっちゃう気がする…その一線は越えちゃダメな気がする…と手放すことはできない
こんな負のループに、見事にはまっておりました。結局、調理器具は手放したのですがその時の爽快感たるや…!
『〜ねばならない。べき。』
『〜であって欲しい。』
という、重く負担になっていた期待や幻想も一緒に手放したので、めっちゃくちゃ楽になったんですよね。
ちっとも使わないのに、なかなか捨てられないモノ。それははもしかして、モノが捨てられないのではなくそのモノを使うことで手に入れたかった自分像にしがみついているからなのかもしれません。
ブランドのバッグとか。
資格の勉強に使う道具一式とか。
ダイエットに使う器具とか。
高かったスキンケア&メイク用品とか。

あれのことかぁ…って思い浮かんだモノがあれば、それは手放す第一候補ですよ。持ち続けますか?手放しますか?
手に入れたかった未来は、今も必要?
人は日々成長し、在り方も考え方も変化します。『今』この瞬間の自分に向き合い素直な感情に耳を傾け続けなければ、すでに不要になった『欲しかった未来』を握りしめ続けてしまう可能性もあります。
その未来、本当にまだ欲しい?
『こうあるべき』に縛られてない?
問いかけてみることで、自ずと答えは見つかります。
今でも手に入れたいと思っているなら、持ち続けて欲しい未来を手に入れればいいし、もういらないなと気付けば、どうするのかを決断するだけです。
モノと一緒に、余計な価値観や『こうあるべき』や世間体を捨ててしまうのって気持ちいいですよ。自分をおさえつける原因になっていたものなら、なおさらです。
あなたらしくないモノ、あなたらしさを奪うモノは手放して、本当に欲しい未来を手に入れていきましょうね。
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『何から手放せばいいのかわからない』という方は、もしかして自分がどうしたいのか、なぜ片付けをしたいのかがよくわかっていないのかもしれません。
あなたに合ったやり方を、思考をクリアにしながら見つけていきましょう。